台風が過ぎ去ったかと思えば、今度は地震。当たり前ですが、本当に、先のことは分かりません。いつ、どんな場所でも災害は起こるということを改めて感じました。お陰様で当方に台風の被害はなく、安堵しておりますが、周りを見ると、少なからず、被害が出ております。
さて、竜巻の時に書こうと思ったのですが、私が申したところで、何も変わるわけがないと思って、そのままにしておいたのですが、こう災害が多いとやはり予備知識として、お話ししておいた方が良いと思います。
まず、保険の見直しを。火災と地震の保険はたいていの方は入っておられると思いますが、風水害も含まれる、総合型の保険に入られている方は少ないかと思います。当地の竜巻被害の時も、たいていは火災と地震のみでした。ということで、ほとんどの方は自費で修復となっております。
次に、太陽光パネルです。
原発を例えるのに、「トイレのないマンション」と言われますが、太陽光発電も同様だと思います。竜巻の時、太陽光パネルを上げておられるお宅が被害に遭われました。肉眼で、大きく凹んでいるのは1枚でしたが、小さい穴が開いているものがあって、合計6枚のパネル交換となりました。なぜ、被害が少ないものでも交換しなければならないかというと、「雨でショートの危険性がある」と業者の方に言われたそうです。
パネル交換時に、穴の開いたパネルを見ましたが、ちょうど車のサイドウィンドウが割れたように、つまり、部分強化ガラスが割れた状態で、ヒビが無数に走っていたのです。と、交換までは良いのですが、これを捨てる場合は、産業廃棄物だそうです。
太陽光発電は、設置も建築物ではないとのことで、建築基準法に縛られませんし、捨てる場合の法律というかルールがないわけです。さらに言えば、太陽光パネルは半永久的ではなく、経年劣化します。地上にあるものはすべてそうです。当然発電効率も落ちます。そこで、交換となった場合、産業廃棄物になるのです。
産業廃棄物の処理は、多くは埋め立てだと思います。太陽光パネルが何で出来ているのかは知りませんが、有害物質は含まれていないのでしょうか。
そのうち、太陽光パネルの処理費用が掛かってくると推測します。となった時、設置費用も回収できないうちに、撤去費用が掛かってくる可能性も出てくると思います。
太陽光発電をエコだと考えて設置されるのは自由です。しかし、私が払っている電気料金に、買取費用が上乗せされているのには、納得できません。そのうち、買取価格も安くなるでしょう。